月経前症候群(PMS)
月経前症候群とは月経開始2週間前になんらかの体調の不良がおこることを総称します。
月経がはじまるとその症状が軽くなることが特徴的です。
月経のある女性は月経に伴い女性ホルモンが変動します。この変動が原因とよばれています。
精神神経症状として情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、自律神経症状としてのぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感、身体的症状として腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなどがあります。とくに精神状態が強い場合には、月経前不快気分障害(premenstrual dyspholic disorder : PMDD)の場合もあります。
当院では患者様の症状に合わせて、漢方薬(当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遥散、抑肝散、桃核承気湯、女神散など)や低用量ピル、精神安定剤、選択的セロトニン再取り込み阻害薬を使用します。